別冊さかむけ本通り ０５年９月増刊号
■怒涛の読破録 先月これだけ読みました
ＶＯＬ．３３ ２００５年８月に読んだ本とその他……の巻
８月に読んだ本 みみ
『孤宿の人』上下巻 宮部みゆき
『りかさん』梨木香歩
『からくりからくさ』梨木香歩
『西の魔女が死んだ』梨木香歩
『裏庭』梨木香歩
『ＳＰＥＥＤ』金城一紀
梨木香歩月間だったような気もする。
かなり前から積んであった『りかさん』を読んではまってしまいどんどんと手がでました。なんだか『ハイジ』や『赤毛のアン』を思い出しながら…。ストイックな展開がたまらない。今『家守綺譚』を読んでいるところです。面白い。
宮部みゆきは時代物だけどいつもの江戸物とは違って重い話でした。登場人物は宮部さんらしく思いいれできるのだけど、悲しい話だったので…。下巻に入ってからはぐいぐいいって最後はぼろぼろ泣きました。だんなは結構冷静な感想だったなあ。
打って変わって『ＳＰＥＥＤ』はゾンビーズシリーズものの３作目。読み始めると止まらない。どんどん格好良くなるゾンビーズの面々。好きです。
はやみねかおるの新刊は買いましたよー＞法螺さん。
息子はあっちゅうまに読んでました。他のものも読ませようと、米澤穂信『氷菓』『愚者のエンドロール』を買い渡したら、ぱぱっと読んで面白かったと云う。もっと反応が欲しいんだけどなあ。読んだからよしとするか…。
『雷電本紀』面白いですよね。すごいボリューム本で図書館で借りて２週間で読めるかと思ったのですが読み始めると止まらない勢いのある本だった…。面白かったというのは覚えているんだけど…あらすじはすでに…記憶の彼方…。文庫買おうかなあ(笑)
８月に読んだ本 法螺
「ロバに耳打ち」 中島 らも 双葉文庫
「ＱＥＤ熊野の残照」 高田 崇史 講談社ＮＯＶＥＬＳ
「定食バンザイ！」 今 柊二 ちくま文庫
「局地戦闘機「雷電」」 渡辺 洋二 文春文庫
「雷電本紀」 飯嶋 和一 小学館文庫
「オリエント急行とパンドラの匣」 はやみねかおる 青い鳥文庫
「遠き曙光３」 横山 信義 Ｃ★ＮＯＶＥＬＳ
「ロバに耳打ち」 ああ、らもさんだ。
「ＱＥＤ熊野の残照」 ミステリの要素は必要無いですよ。面白いんだけど。
「定食バンザイ！」 著者は美味しそうにバクバク食べてます。じゃあ、都内で紹介されているお店に行きましょうかと云われても、なんだか面倒くさいのであった。
「局地戦闘機「雷電」」 次の雷電本紀を捜したんだけど見つからなくて買った。大宮駅の駅中のイベントでどうしても本を買わなければならなかったので。ほほう、と思うエピソードも結構あったけど、文章が良くない。この手の本を知らない人が読んだら何が何だか判らないところが多いですよ。初心者向きじゃありません。
「雷電本紀」 寄る年波で涙もろくなった私はこの本のあちこちで涙ぐんでしまいました。腰巻きに書いてある「飯嶋和一知らない人生なんて、もったいない！！」と云うのは正解だな。
「オリエント急行とパンドラの匣」 みみさん。買いました？
「遠き曙光３」 新兵器、奇想兵器など一つも出てこないのにこの迫力。次巻が楽しみなシリーズ。
お盆休みもあった筈なのに数がこなせない。「メフィスト」も買ったけど全く手つかず。嗚呼。
8月に読んだ本 えいみ＠０．５差♪でもまだ2位…（９月１日現在）
『ウォータースライドをのぼれ』ドン・ウィンズロウ
『ブラック・ウォーター』T.ジェファーソン・パーカー
『マリアさまがみてる 薔薇のミルフィーユ』今野緒雪
『脅迫なんかこわくない』パーネル・ホール
『仏陀の鏡への道』ドン・ウィンズロウ
『高く孤独な道を行け』ドン・ウィンズロウ
『ウォータースライドをのぼれ』、待ち待ったニール・ケアリーのその後。
あとがきから読んだら「コメディ」だというのでやや悪い予感が。
でも面白かった。1作目の感動はもうないけど、後日談みたいな続編があと１作しかないらしいけど、翻訳楽しみに待ってます。
『仏陀〜』『高く孤独〜』は、つい読み返してしまったニール・ケアリーもの。
こういうことをしているから、なかなか新しい本が読めません。
『ブラック・ウォーター』、マーシを主役でもっとシリーズ化してほしい。
読むなら断然『ブルー・アワー』から順に読まないとわかんなくなります。
順に読むと深くて面白い。マーシ、いい女っす。
『マリみて』、ちょっとレトロな、正しい少女たちの物語。好き
なんだなこういうの。ついて行きます主人公の卒業まで（爆）。
『脅迫なんかこわくない』、途中まで読んで「以前に読んだ…」と気づく。
ふんとにふんとに、最近こんなんばっかー。
しかしパーネル・ホールとダイアン・デヴィットソン（クッキングママシリーズ）は、
タイトルだけでは内容わかんないです。と言い訳。
他、みみさんに借りた『Ｈｅａｖｅｎ！ご苦楽レストラン』だの、他にもいっぱい漫画を読んだ8月でした…。
夏休みも今日で終わり。
おかーさんたち、お疲れ様でした！
今月登った山 小牧
御嶽（3067ｍ、百名山、２回目）
伊吹山（1377ｍ、百名山）
人生は登山だ。特に中高年は。
夏休み、白馬岳に登るつもりでいたら、土砂崩れで大雪渓の登山ルートが閉鎖されたというニュースが。
残念というか、土砂崩れに遭わなくてよかったというか。
９連休のはずが、真ん中の１日、仕事になったので、４連休が２回。
１６日に御嶽を、中の湯から登った。６月とは別のルートで、同じところを踏んだのは山頂だけ。ガスの中、お鉢巡りをして、一瞬の晴れ間に見えた継母岳の眺望が素晴らしかった。霧の中に突然浮かびあがった二ノ池のブルーがきれいだった。
伊吹山は、もちろんドライブウェイじゃない、２８日の夜中に登り、山頂で御来光をという計画。登りはじめて、ああしんどと思ったところに立て札があり、おお、もう山頂は近いのかと思いきや、「１合目まで４５０ｍ」先が思いやられる。オリオン座が、８月に見える。ほんとにしんどくて、足が動かなかった。山頂まで３時間のコースだが、歩かなければ、何時間たっても着かないのだよ。８合目で東の空が白んでくる。５時だ。５時２１分の日の出に間に合うのか。走れメロス。山頂に着いたのは、太陽の下のほうがまだ上りきっていないくらいのタイミングだった。人がいっぱいいた。ドライブウェイから登ってきたんだね。
で、今月読んだのは以下の本。
百名山ふたたび 深田久弥
一日二日の百名山 深田久弥
百名山の人 深田久弥伝 田澤拓也
ニッポン百名山よじ登り クレイグ・マクマクラン
フクロウは夜ふかしをする コリン・ホルト・ソーヤー
ノーザンライツ 星野道夫
誤読日記 斎藤美奈子
孤宿の人（上） 宮部みゆき
孤宿の人（下） 宮部みゆき
長い旅の途上 星野道夫
６３歳のエヴェレスト 渡邉玉枝
休暇はとりたくない パーネル･ホール
うれしかったのは『休暇はとりたくない』のスタンリー・ヘイスティングスまでが、山に登っていることだった。
やはり、中高年は登山だ。
hpioさん、「元山屋」とはなんですか。「元」とは。
ヒマラヤまで行った人がなにをおっしゃる。
まだまだどんどん登りましょう。
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