２階建てのビルの屋上に、煙突のような柱のようなモノが突き出しているのだが……
これ、実は、煙突でも柱でもなくて……あ、そうか、「なくて」じゃなくて、「元・柱」なのだった。
少し「ごちゃごちゃ」してわかりづらいかな……
が、こちらの「柱」の上には、元の構造物も残ってるから……わかります？
そうなのです。「柱」の上に乗っかってるのは、モノレールのレールなのだった。
かつて、姫路駅前から手柄公園を結んで市営のモノレールが、ここを走っていたのだった。
２階建てのビルは、そのモノレールの「高架下商店街」として作られたビルだったのですね。
モノレールは廃止になってもう２０年以上も経つのだが、レール外すのに金かかるから、「そのまま」なのですね。
でも、なんだか今にも落ちそう……で、とても不安定な風景だけど……
商店の一軒の中を覗いてみたら、この「柱」、下にいくほど「太く」なってて、店の中でとても「邪魔」そうだったんですが……
実はわし、このモノレールがまだ廃止になる前、中学生のとき（……だから、３０年以上前だな）に一度乗ったことがあるのだ。
手柄山から姫路駅まで、約１５分ほどだったと記憶する。
友達と二人で乗ったんだけど、お客は……わしら二人きりでした……
手柄山にも、まだ「駅」が残っていて、そこには、モノレールの車両も、未だ埃をかぶって残されてるらしいが……
もはや、立派な「遺跡」に成り果てております。
上のモノレール（跡）の近くで見つけたんだけど、「塀」ではありません。
限りなく鋭角な三角の「ビル」なのだった。
お店と事務所が入居してたが、鋭角部分は、ほとんど「冗談」で作ったんだろな……